JANOG30 のUSTREAM中継について


ここ最近のJANOG MeetingではUSTREAMによる中継を行っています。
JANOG30の中継をご覧になったかたはお気づきかと思いますが、過去の中継とは段違いの高画質で配信できました。

これは今回のホスト企業である倉敷ケーブルテレビ(KCT)さんのご協力と多くのスタッフの尽力により実現しました。

忘備録として中継システムといくつかのトピックスを書いてみます。

day1開始~15:45頃までの構成

構成図の上半分がKCTさんの担当範囲、下半分がJANOGスタッフの担当範囲です。
今回の中継はKCTさんにご提供いただいた高品質な映像に尽きます。従来はカメラ部分も含めて基本的に自前でアレコレとやってきましたが、今回学んだのは高品質な映像ソースにかなうものはないということです。

HDなカメラ3台構成+プロのカメラマンさんによる撮影です。

撮影した映像は会場裏手に配備された中継車に行きます。ここで画像調整とスイッチングをしてもらい、再び会場内に戻してプロジェクタ画面とミックス&エンコードしてUSTREAMに流します。ちなみにHD編集が可能な中継車は岡山県でこの1台だけだそうです。内部もみせて貰いましたが、うひゃーでした。中の機材を含めるとこれ一台でウン億円。これで作った絵をどうやっても画質が落ちるUSTREAM中継にするだけじゃもったいないなー。

day1 16:00頃~day2endまでの構成

初日の途中で中継が途切れました。じつは配信PCが突然落ちてしまい、PC再起動後にUSTREAM PRODUCE PROが起動しなくなるトラブルがありました。復旧を試みてプロジェクタは出せたもののカメラ映像が出てこない。どうもHDMIまわりがおかしいようでしたが切り分けする時間は無いので急遽バックアップの機器一式に総取り替えしました。休憩時間の15分間でバックアップPCほか一式をごっそり置き換えて再開にこぎつけました。

残念ながらバックアップPCはHDMIが食えないのでHD映像はあつかえず、泣く泣く標準画質のSDを送ってもらって配信しました。それでも十分きれいで、USTREAMを視聴していた何人かに聞いたところ違いに気付かなかったということでした。やっぱり映像ソースの品質のウェイトが圧倒的に高いのでしょう。

慌ただしく機器交換をしたあとの中継席の様子。雑然としてます。。。

エンコーダー

エンコーダーはUSTREAM PRODUCER PROです。配信設定は以下のよう。最終的にビットレートは約1000kbpsにしました。

JANOGミーティングはプレゼンスタイルなので動きが少ないため、フレームレートをデフォルトの半分程度に落として、その分画質を上げてます。自分の経験ではフレームレートが高いとクライアントPCの負荷が大きいようです。

こちらは交換後の配信PCのCPU負荷とメモリの様子。4コアのAMD Athlon(2.5GHz)と8Gメモリです。CPU負荷は常時30%程度でした。複数ソースで画質をあげての長時間配信ですとノートPCでは不安があります。

保険をたくさんかける

障害時の代替手段をたくさん考えておくという意味です。上述の構成は意外とシンプルに見えますが、用意して登場しなかった機材は細かいものも含めればメイン機材の3倍はあります。今回はバックアップ機が登場しましたが、バックアップ機も壊れる可能性もあります。その場合はCEREVOのLiveShellを使う予定でした。それもダメなら手持ちのPCで、それもだめなら、、、、。また、何らかのアクシデントでKCTさんが当日来れない可能性もあるのでカメラも用意していました。
フォールバックするに従って品質は落ちますがゼロには絶対しないことを心がけてます。JANOG meetingは録画無しの一発勝負かつライブ感が大事なので、バックアップのバックアップのバックアップのそのまたバックアップくらいまでは準備していました。

ここに書いていないTipsはたくさんあるのですが、それは別途ぼちぼち書いていくつもりです。(いつになるか不明ですが)

中継の影で動いていた人たち

繰り返しになりますが今回の高画質中継はKCTさんのご好意で実現しました。ホスト企業としてフロントに立って頂いた小山さん、KCTのスタッフの皆さんに感謝します。KCTさんはカメラマンさんと中継車側含めて5名のプロで動いていただいていました。高価な設備も動かす人がいなければただの箱です。
また、JANOGスタッフの中継担当のたかたさんとどんちゃん、前日準備も含めて2.5日間ドップリと構築から操作とホントお疲れ様でした。配信操作と配信チェックをしていると、ステージ目の前の最前列に座っているのにもかかわらず全くプレゼンの内容が頭に入ってきません。スタッフをやるとミーティングに参加できないジレンマにいつも悩まされることですが、お二方とも楽しんで?やってもらいました。たかたさんにはたくさんの機材の持ち込みもしていただき、おかげで私とやまちゃん(スタッフ)はかなりラクをさせていただきました。多謝。

また、安定した会場ネットワークを作ってくれたネットワークチームにも感謝します。中継品質にとってNWは大きな要素で、今回は会場の都合上NWの代替え手段確保が難しかったのでアップロード回線が安定していて本当に助かりました。

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